FXのティーズブレイクと正当なブレイクの違いを知れば強烈な武器になる

 

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FXにおいてティーズブレイクとはいわば早いブレイクの事を言います。ブレイクにはいくつか種類があり、

  1. 酷い・鈍いブレイク
  2. ティーズブレイク(早いブレイク)
  3. 理想的な・正当なブレイク

この三つが挙げられます。

もしあなたがブレイク手法を物にして相場で利益を上げたいのでしたら、理想的なブレイクを知るだけではなく鈍いブレイクやティーズブレイクに対して理解する必要があります。

逆を言えばティーズブレイク(早いブレイク)をリアルタイムトレードで見極めたいのであればその他のブレイクについても知らないといけません。

ここではティーズブレイクだけではなく、より分かりやすいよう鈍いブレイクや正当なブレイクと比較してご説明いたします。

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結果5分足スキャルピングを実践して月利は約80%でした。

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ブレイクとは

ブレイクとは基本的に価格がもみ合った末に意識されているラインをブレイクする(抜けていく)事を言います

上記ボックス内では何度も売りと買いがされており、全ての投資家がポジションを決済しているのではなく、この中で売買はある程度溜まっているというイメージを持つと良いでしょう。

そして理想的な伸びるブレイクというのは一方向だけの新規ポジションだけではなく、反対売買の損切りによる助けも必要なのです。

↑こちらの画像では意識されているラインを上抜けた事により「ブレイクした!」と見て新規の買いが入り、それまでボックス内で売りポジションを保有してた投資家たちは損切りをします。売りの損切りは買いになるので、損切りの買いと新規の買いが入る事で相場に勢いがつきます。

次に鉄板に近い理想的なブレイクと鈍いブレイクについて軽くお教えいたします。ティーズブレイクを理解する為にはこの二つのブレイクについて理解する必要があります。

正当なブレイクと鈍いブレイクの違い

上記二つのブレイクの仕方は似ているようで全く内容が違います。先ほどお伝えしましたが最も伸びやすいブレイクというのは反対売買の損切りも必要とお伝えしましたよね。

正当なブレイクでは重要なラインから何度も買われているが直近では高値を切り下げており、ボックス内でも買いの力がどんどん弱まっているのが伺えます。

このように買いの力が弱まった状態でどんどんと売りの力が強くなって行った状態でブレイクする事で、買い勢は諦めて損切りに走り新規の売りと合わさって一気に落ちていきやすいのです。

しかしもう一つの画像上部のブレイクではどうでしょうか。

ボックス内では売りと買いの均衡が保たれている状態からただラインをブレイクしただけなのでFX参加者の投資家たちへの説得力に欠けるんです。

「相場は戻る物」なんて投資家も多く、均衡が保たれている状態からただラインをブレイクしただけでは買いポジションを持っている人達も相場は戻ってくると思って損切りをしません。そして戻る事が本当に多いです。

↓もう一度ご覧ください

正当なブレイクでは直近でしっかりと買われながらも高値を切り下げているので買い勢の力が弱まっているのは明白。対するもう一方のブレイクは均衡が保たれている状態からのブレイクなので簡単には抜けて行きづらい。

理想的なブレイクとはコンセンサス(売り勢と買い勢の意見の一致)が重要で、それはチャートを見ても明らかな方がより破壊力のあるブレイクに繋がって行きます。

(投資参加者の意見がある程度一致する事で上記で言えば新規の売りと買いの損切りである売りが入り、相場に勢いがついてブレイクしたらより落ちやすいです。)

ここまで来ましたらいよいよティーズブレイクについて理解が出来る状態になりました。

ティーズブレイクとは少し早いブレイクの事である

↓こちらは鈍いブレイクと正当なブレイクとティーズブレイクの比較です。

FXのティーズブレイクと正当なブレイクの違い|プライスアクション分析

赤い丸部分はボックス下端ラインをブレイクする前の直近の高値の位置です。

ティーズブレイクとは早いブレイクの事を言い、意識されている重要な価格帯から少し離れた所からブレイクする事を言います。

このティーズブレイクを見極める為には正当なブレイクと鈍いブレイクを理解している事でより高い精度で見極める事が可能なのです。

そしてなぜブレイクの種類を知りそれを見極めるのか。見極める事でどんなメリットがあるのか。

その強烈なメリットをここからお教えいたします。

ここまで詳しく解説している所はそうそうありませんので今ここで忘れないうちにお気に入り登録を推奨いたします。

価格は二つ前を試す傾向にあるからティーズブレイクを見極める必要がある

価格というのは常に試し合いです。言い変えれば「価格が戻された時に前回の高値・安値で本当に止まるのか?」といったイメージです。

例えば上昇トレンド中、「前回の安値を下回ったからトレンドは転換した!損切りだ!」と思って損切りした途端、トレンドはまた回帰して上がって行ったという経験はございませんでしょうか?

「ダウ理論的にはトレンドは転換しているのになんで!?どうして自分が決済するといつも逆に行くの?後ろから誰か見てるの?」

なんて思う事は誰しもが経験する事でしょう。

これはFXでもそうですが、相場は二つ前の価格や二つ前の意識されていたラインを試す事がよくあるんです。

そして残念な事に相場がいつどこを試すのか、一つ前なのか二つ前で反転するのかというのは誰にも分からない事です。しかしトレードを劇的に進化させる方法はあるんです。

これを先ほどの3つのブレイクに当てはめて見てみましょう。

FXのティーズブレイクと正当なブレイクの違い|プライスアクション分析

青ボックス下端ラインを下にブレイクした後、相場は一度プルバックしてくるのはよくある事です。(価格を一度戻す事。もちろんそのまま突き抜けて落ちていく事もある)

価格を上に戻した時にまず最初に意識されていたラインはボックス下端ラインですね。(これは一つ前の価格にあたる。ここはブレイク水準とも言います。)

そして一つ前の意識されているラインで反発せず、二つ前の価格や意識されていたラインを試すとしたら、それは三つのブレイクでそれぞれ赤い丸地点になるのです。

あなたは青いボックスを最初にブレイクした時にエントリーしたと仮定します。

損切り地点は前回の高値である赤い丸付近に置いた場合、最も狭く損切りを置けるブレイクはどれでしょうか?

答えは正当なブレイクであり、最もリスクリワードが優れているという点でもありますね。

三つのブレイクの仕方を理解すればどのトレードが自分にとって有利なのかというのはテクニカル的に損切りを設定する上ではとても重要な事になります。

そしてティーズブレイクを見極めるのは損切りを近くに置けるからというメリットだけではなく、ブレイクの成功確率にも深く関係してきます。

先程ご説明いたしましたが、ブレイクの成功確率はコンセンサスがある程度定まった状態でのブレイクが最も成功確率が高く、成功確率が高い正当なブレイクはテクニカル的に損切り位置を決めるにも最もリスクリワードが優れているのです。

私はブレイクトレードをする時はリスク1:リワード2に設定していますが、このリスクリワード1:2というのは損益分岐勝率が33.3%です。

2回負けても1回勝てば±0なんです。これはあくまで数字上のお話ですが、勝率が40%程度でも利益は上がって行きますし、わずか50%あればもうそれは一流トレーダーの水準です。

(余談:リスクリワード1:2で勝率50%というのはリスクリワード1:1のトレードでは勝率75%にあたる)

そしてそれを可能にするためにはリスクリワードと成功確率が優れている正当なブレイクを選び、同時にティーズブレイクを見極める所にもあります。(ティーズブレイクはプルバックして来た時に再ブレイクでのエントリーチャンスはあり、その際リスクリワードが大幅に改善された状態になる事もめずらしくない)

ティーズブレイクと鈍いブレイクの違い

ブレイクの仕方があまりにもお粗末な鈍いブレイクというのは、意識されている重要なラインから離れている所から唐突に始まるケースが多く、それは簡単に分かると思います。

そして少し最初は難しく感じるのがティーズブレイクと正当なブレイクの違いですが、この二つの違いの特徴はその結果にあるのではなくその過程にあります

これは言い換えればお粗末なブレイクでも大きくブレイクしていく事もありますし、正当なブレイクでも上手く行かない事はもちろんあります。

しかし間違いなくブレイクの成功確率は違い、同時に再現性も明らかに高いのが正当なブレイクです。(プライスアクションで多くを読み解く事が可能だから)

勤勉な方はもう一度画面を上部に戻してその結果ではなくブレイクにいたる過程を目に焼き付けてください。(結果に捕らわれているとリアルトレードではまったく上手く行きません。リアルトレードでは一本先のローソク足すら見えないのですからその過程を学んでください)

重要なラインで何度も売り買いがされ、徐々に片方が追いやられているのが正当なブレイクの特徴であり、ティーズブレイクはその回数が少なかったり・ラインから少し離れた所からブレイクしているのが特徴です。

↓これはトレンド中ではありますが、まったく意味が一緒の正当なブレイクの一例。

この記事で書いた事をしっかりと見てここまで来られた方は、上記の実際のチャートを見たらトレードの可能性を感じて震えるかもしれません。

(少なくとも私がプライスアクション分析を始めた新米トレーダーの時はその凄さに震え、学ぶのが楽しくなりました)

何度も意識されているラインに対して安値を徐々に切り上げてきていますね。

そしてラインを抜けた時限りなく近い状態からブレイクもしていますね。(25EMAを使用していますがMAから近いというのも指標になる)

しかもこれが上昇トレンド中に起きている事ですから全体的に買いが有利な状況でもあります。

価格がその後綺麗に抜けたのも、少なくともテクニカル的に証明する事は出来ますしリアルタイムでそれを実行する事もイメージ出来るのではないでしょうか^^

他の記事では実際のチャートを使ってブレイクについて解説もしておりますので是非ともご覧下さいませ。

以上、FXのティーズブレイクと正当なブレイクの違いを知れば強烈な武器になるでした。

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