FXのブレークイーブンとは|使いこなす事で成績が向上する理由

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FXにおいてブレークイーブンとは損益分岐点の事を指します。

例えばドル円を100円で買った時、その後価格は上昇して110円になったタイミングでストップロス(損切り位置)を100円に設定する事で、万が一価格が戻されても購入した時の価格である100円で決済される為、為替差益では損益0円でポジションを手仕舞いする事が出来ます。これを建値決済とも言います。

FXのブレークイーブンとは|使いこなす事で成績が向上する理由

状況変化に応じてこのブレークイーブン(建値決済)を使いこなす事で安定した成績が期待出来ますので、どういった時に建値決済を選択肢に入れるのかという事をここではご紹介していきます。

転換サイン出現後にブレークイーブンにストップロスを移動

エントリーした後、利確位置まで届かずにその手前でダブルトップや三尊と言った転換サインが出現。

その後ネックラインと言われるラインを逆にブレイクしてきた場合、状況は悪くなったと判断して損切り位置をブレークイーブンラインに移動させるのはおすすめです。

上記画像では赤いラインで購入し、その後ダブルトップが出現。水色がネックラインと言われるラインであり、そこを下抜くと相場は転換する可能性を秘めています。

よってネックラインである水色ラインを下抜いた時に、損切り位置をブレークイーブンライン(購入価格)へ移動させる事により、価格がこの後大きく下げてきても損益±0円で建値決済する事が出来ます。

ブレークイーブンラインで決済するのは本来決めていた利確目標まで届かずに価格が戻されてきた場合にのみ有効です。

目標値のすぐ手前から逆行して来た時にブレークイーブンに移動させる

予め損切り位置と利確位置を決めてからエントリーをするのが基本的なFXトレードの形です。

そして相場というのは見ている時間足において、転換する時に必ず転換サインが出るという事もなく、V字反転というのも存在します。

このV字反転は予測の範囲外で突然起こる事が多く、事前に見極める事は非常に困難です。

ここでブレークイーブン決済のもう一つのルール案としてあるのが、目標値の近くまで価格が動いたらその後V字反転に備えて先にブレークイーブンラインに損切り位置を移動させておくという方法です。

これは予めマイルールを決めておくのが重要です。

例えばエントリーして含み益が目標値に対して70%の所まで行ったら損切り位置をブレークイーブンに移動させておき、仮にV字反転で相場が転換しても±0円で逃げらえるようにという戦略です。

価格が戻されずにそのまま突き進めば無事利確が出来ますし、仮に逆行しても最悪±0円で決済出来るので負けトレードにはなりません。

このようにブレークイーブンラインでの決済を使いこなす事で非常に成績は安定してきます。そしてもう一つある大きなメリットが、相場を見続けられない方には特におすすめという点です。

ナンピンやピラミッティングにおけるブレークイーブンラインの算出でおすすめのツール

ポジションが一つの場合はエントリーした位置が必然的にブレークイーブンラインになります。

しかし相場が逆行する度にポジションをさらに増やすナンピンと言われる戦略や、相場が順行する度にポジションを増やすピラミッティングと言われる戦略では、全てのポジションをあわせたブレークイーブンラインというのは細かい計算を自分で行わなくてはいけません。(平均購入単価とも言います)

ポジションを複数保有した場合のブレークイーブンラインを自分で計算して算出する方法は少し難しく、特にデイトレードをする場合は自分で計算なんてしている時間もありません。

そんな時はMT4の有料のツールを利用する事で、ポジションをいくら増やしても常に自動でブレークイーブンラインが表示される物もあります。

これはポジションを増やす度に全てのポジションを合わせたブレークイーブンラインが常に正しい位置に表示されるツールですので、面倒な計算をいちいち行う必要もありません。

ナンピンやピラミッティングをするトレーダーは必須的ツールと言えます。

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