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ダーツで対戦しようとした際、避けて通れないのが01(ゼロワン)です。01(ゼロワン)はシンプルなルールで初心者さんもとっつきやすいゲームですよね。
ですがその反面・・・ダーツの腕前が直で反映されやすいシビアなゲームでもあるんですね。
なのでここではダーツバーやダーツショップでのスタッフ経験がある私が初心者さんも知っておくと良い事や中級者~へ向けた01(ゼロワン)の勝利するための戦略や上達するためのコツなんかを紹介していきます^^
01(ゼロワン)戦略・狙うのはBULL(ブル)?
01(ゼロワン)はゲームの特性上、より早く持ち点を削る事を要求されるゲームです。
先に「0」にした方が勝利となるので、出来うる限り高得点で効率よく試合を運ぶのがセオリーですが、ダーツボードを見てみると1番得点が高いのは20のトリプルですよね?
「1番得点が高いのは20のトリプルか・・・じゃあそこだけ狙ってれば効率がいいんだね!」なーんて簡単にはいかないのが01(ゼロワン)というゲームなんですね^^
基本的にはBULL(ブル)を狙ってダーツを投げていきましょう!(もちろん絶対外さないあなたなら20トリプルを狙った方が効率はいいです)
BULL(ブル)を狙った方がいい理由は?
まずダーツボードにはダーツが刺さる為の穴が無数に空いています。これを「ビット」といいます。「ビット」自体の大きさは同じなので、ビット数が多い=的が大きいという事ですね^^
ではBULL(ブル)とトリプルのビット数を比べてみましょう。
- 20トリプル→59
- BULL(ブル)→144 ※アウターブル122ブルの外側の赤の事・インナーブル22ブルの内側の黒の事。
※近年、主流のソフトダーツでは基本的に「アウターブル」「インナーブル」共に50点です。
パッと見た目ではそこまで大きさの違いはわかりづらいですが、数字にしてみるとその差は歴然ですね。
そうです20トリプルよりBULL(ブル)の方が「大きい」んです。
実際にダーツを投げるとき「小さい的」と「大きい的」では、精神的にも実力的にもどちらが狙いやすい・入れやすいかはよーくわかると思います^^
プレッシャーのかかる場面でも「大きい的」で「いいんだ」と考える事が出来れば、変に力んでミスしてしまう等の確立を下げてくれます。(よりリラックスした状態で投げるための材料になりうるという事です。)
次は得点を見てみましょう。
得られる点数で見ると20トリプルで60点・BULL(ブル)で50点とBULL(ブル)の方が10点低いんですね。
ですが、20のトリプルを狙って投げても毎回キレイに入れ続けるのは無理があるんですね。しかも20の隣には1・5といった超低い点数が待ち構えています^^:
高得点を狙って20に投げているのに1・5に吸収されるなんて事は実際よくあります。(この状態を1・5でイチゴ病なんて言ったりしますよね)
60点というのは非常に魅力的ですがイチゴ病のリスクを考えてしまうと、20トリプルより的が大きく安定しやすいBULL(ブル)を狙って行くのが現実的なんです!
01(ゼロワン)戦略・アレンジは重要?
次は01(ゼロワン)で勝つために知っておかなければならない「アレンジ」についてお話します。
ひたすらBULL(ブル)で削って余った数字は出たとこ勝負だっ!って人もいると思いますが、01(ゼロワン)で勝つためにもう少し考えてみましょう。
アレンジとは↓
- 最短であがれる数字を残す
- ミスしても取返しやすくなるように保険をかけた数字を残す
- 自分の好き(得意)な数字を残す
などといったもので、意識的に狙っていった方が勝率は上がります。
何も考えないで投げてしまっている人で「アレンジ」していたらこのラウンドであがる目があったのにな・・・という人も結構いるので覚えておきましょう。
アレンジは1日にして成らず?
まずこれが「アレンジ表」というものです↓
「えっ!これ全部覚えなきゃいけないの!?」と思いましたか?
ぜーんぜん覚えなくていいです!と言うか覚えられませんよね?私は無理です笑(これだけが正解という事は無く、あくまでこの表は参考程度で結構です。)
※ダブルアウト・マスターアウトなどの違いでアレンジが変化する事があります。
オープンアウト:ダーツボードのどこに刺さっても持ち点を「0」に出来ます。
ダブルアウト:ダブルエリアでしか「0」にする事が出来ません。
マスターアウト:ダブルエリア・トリプルエリア・ブルでしか「0」にする事が出来ません。
基本的にはマスターアウトが主流ですが、大会のルールなどで設定されている場合を除いて「絶対」という決まりはありません。
決まった正解は無い自分のアレンジ
上で紹介したアレンジ表ですが、確かにその通りにすれば01(ゼロワン)はあがれます。
ですが、ここで言いたいのは自分の得意な形を作っていく事で勝率が上がる可能性があるという事ですね。
例をあげてみます。※マスターアウトの場合※
102をあがりたい場合↑の表では BULLS2BULLとなっていますね。
※S2はシングルの2という事です。
ですが、102をあがるのに他にも選択肢があるんです。たとえば17のトリプルに2本刺してもピッタリ102で上がれる訳です。
(この場合、アレンジ表より早くあがる事が出来ていますね)
この様に、最短であがる事を目標にアレンジしてもOKです。
また、「自分が得意とする数字」であがれるようにアレンジするのも全然OKです!
「アレンジ」とは個人の実力や得意・不得意などでベストが変わってくるものなのです。これ!といった正解は無いので自分の実力・得意ナンバーと相談して作り上げていきましょう!
01(ゼロワン)の鉄板アレンジ!32残し!?
01(ゼロワン)のアレンジにはこれといった正解は無いと言いましたが、多くのプレイヤーに好まれているアレンジがあるんですね。
32を残すというアレンジなんですがどんなメリットがあるのか説明していきますね^^
32という上がり目が多くのプレイヤーに好まれ使われている理由は・・・失敗しても次、次と保険がかかる可能性が高い数字だからなんです!
32残しで16のダブルを狙います、シングルに外してしまうと残りは「16」ですね。
すぐ上に「8」のダブルもあるので同じようなポイントで続けて8のダブルで0にするチャンスがあります。
ですがここでも8のシングルに外してしまうと残りは「8」ですね。これも「4」ダブルであがる事が可能です。
このように失敗してしまったとしてもどんどんチャンスが残っていく可能性が高いんです!
仮に「4」のシングルに入れてしまっても「2」のダブル・・・と保険がかかっているような感じですね。
このことから多くのプレイヤーが好んで使うアレンジという事になるんですね。
※あくまでも鉄板アレンジというだけで、これも「絶対的な正解」ではありません!※
16のダブルを練習して得意ナンバーする事が出来ればあなたの強力な武器になります!
01(ゼロワン)の為のBULL(ブル)練習のコツ?
BULL(ブル)が苦手って方は自分がどうして苦手なのか考えてみた事はありますか?
原因がわからないのにただカウントアップや01(ゼロワン)を繰り返しても早い成長は見込めません。しっかり原因と対策を考えながらダーツをする事で練習効率は何倍にもあがるんですね。
まずいつも通りにBULL(ブル)を狙って数ラウンド投げてみて下さい。
●真ん中・BULL(ブル)周辺の四角にダーツが集まっている方。大丈夫です。大きな問題はありません。後は精度を上げるために投げ込んでみましょう。
●左右の緑線の位置にダーツが集まっている方。
ダーツを投げる時に肘や腕がブレてしまっている可能性が高いですね。「高さ」は大丈夫なのでリリースポイント(ダーツを離す位置)は問題ないでしょう。
●上下のピンクの線の位置にダーツが集まっている方。
リリースポイント(ダーツを離す位置)が毎回安定していない可能性が高いです。肘や腕はしっかり真っすぐ振れているようなので、リリースを見直してみましょう。
●緑、ピンクの線に囲われていない位置にダーツが集まっている方。(この場合は初心者さんという事が多いと思いますので)スタンス・グリップ・投げ方をしっかり身につけましょう。
と、おおまかな原因・対処法なんですがこれだけでも少しイメージが持ちやすくなったと思います。
※もちろんグリップなどに原因がある場合もあるので、あくまで上で言っている事だけが原因とは限りません。
重要なのは自分がどう練習をしていったら一番効率がいいのか考えて投げる事なんですね^^
01(ゼロワン)の平均スコア・レーティング
01(ゼロワン)の戦略・アレンジについてや、BULL(ブル)の練習法の考え方などについて書いてきました。
「自分が現在どの位の実力があるのか」 「平均的なスコアやレーティング」
この辺が気になっている方も多いんじゃないでしょうか?
そこでここでは01(ゼロワン)のスコア・スタッツの見方や実力の目安であるレーティングについて説明していこうと思います^^
01(ゼロワン)のスタッツ
まずここでは「スタッツ」について説明していきます。
01(ゼロワン)のスタッツはあなたがダーツを投げて獲得した「スコアの平均」というものです。
- ダーツ1本あたりの平均で出す場合
- 1ラウンド(ダーツ3本あたり)の平均で出す場合
と、あるのですがダーツマシンの機種の違いなどでどちらの方式を採用しているのかが変わります。例としてダーツライブでは3本平均で計算されています。
ダーツライブで01(ゼロワン)をした場合、スタッツは全体の80%までで計算されます。
(701をプレイしていた場合、持ち点が140点を切った時点までの3本あたりの平均が出るんですね。)
※他には01(ゼロワン)を最後までプレイ(持ち点「0」)までで計算される100%スタッツを採用しているマシンや大会もあります。
01(ゼロワン)のあなたのレーティング?
「レーティング」と言うのは上で紹介させていただいた「スタッツ」を使って計算されているものです。あなたのダーツの実力をわかりやすく数値化したものなんですね^^
↓これが「スタッツ」から計算しレーティングとフライトを分けている表です。
※レーティング(RATING)があなたの実力、フライトがあなたの階級となります。
例えばあなたが01(ゼロワン)で、70.00というスタッツを出したとします。その場合はレーティング8・BBフライト相当のプレイをした、という事なんですね。
ですが、レーティング・フライトは1回のプレイで決まるものではないんです!
良い時のあなたと悪い時のあなたすべてを平均して出した数値がレーティングでありフライトです。ですので、1回調子がいいプレイをしたからといってスグ上がるものではなんです^^:
それどころか悪いプレイをするとガツンと下がります。
それも実力の内と理解して練習に励(はげ)むことが上達につながっていきます!
私は複数のダーツバーやダーツショップでスタッフをしていた時代があるのですが、当然毎日多くのダーツプレイヤーを見るんですね。
お店に来てくれるお客さんの中には非常に残念な事に
ダーツ=レーティング・フライトを上げる作業になってしまっている方が多い様に感じました。
中級者の方が特になんですが、他のプレイヤーとの対戦でもスタッツの事ばかりを気にしてダーツそのものを楽しめていないように見える方が本当に多いんです。
これでは自分の些細(ささい)なミスにイライラを溜めてしまって上達どころではありません。レーティング・フライトは参考程度であせらず練習・楽しんでダーツをプレイする事をおすすめしたいです。
そして・・・Aフライトを維持する実力がついたら上級者の仲間入りと言ってもいいんじゃないでしょうか^^
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記事監修者
名前:斎藤はじめ
ダーツ歴10年。最高レーティング(rt)16。最高カウントアップ1200点パーフェクト達成者。クリケットよりもひたすら1501をプレイし続けたい性格。
ダーツを初めて2ケ月足らずでAフライトに到達。「センス良いですね」と言われるが、当時は1日8時間練習をしていたからセンスとか関係ないです。
ダーツ上手くなりたいって人は沢山いるが、センスが無くても練習量だけで上手くなれます。必要なのは熱意。ダーツで上達したいならとにかく毎日投げ続けるのが最短で上達する秘訣です。
ダーツバーでの勤務経験は4年ほどあり、そこでプロとして勤務し、100人以上のダーツプレイヤーを輩出。所持しているバレルの数は500を超えるバレルマニアでもある。ダーツプロに沢山友人はいるが、自分は教える方が得意。