【実話の怖い話】短編#007|急に霊感が高まって憑依された体験

普段生活していて、元々霊感なんて無いのにある時だけなぜか霊を見たり感じたりって経験ありませんか?

私自身過去にそういう事がありました。もちろん普段は霊感とかは一切ありません。

ある日友人とドライブをしていたら、仲間の内の一人がその土地ではそこそこ有名な、夜になると景色が綺麗な山があるのでそこに行こうと言い出しました。(頂上まで車で行ける所)

地元なのでその山は元々知っていたのですが、その名前を聞いた途端急に物凄い吐き気に襲われたのですが、最初は少ししたら良くなるだろうと黙っていました。

そうして山のふもとに差し掛かるとさらに吐き気が増し、とてつもない嫌な雰囲気もして来たので

「ごめん今日なんかおかしい。ここ上るのやめない?嫌な感じがする」っと言いましたが、もう山に着いちゃってますし登りきるまで折り返す事も出来ないのでそのまま頂上を目指す事になりました。

そして景色が見える所に車をとめ、車から降りて少し景色を見ていた時から私の記憶はありません。

これは後から友人に聞いた話なのですが、私は英語なんて一切話せないのに、その時その場所に観光に来ていた外国人といきなり英語でペラペラ話し出したと思えば、少し経つと子供のように泣きじゃくって英語で何か言っていたっと聞かされました。

私は山から下りたあたりでスッっと正気を取り戻し、まるで寝起きから覚めたような感覚でした。

友人達は凄い焦った顔をして「お前大丈夫か?」って心配してきてました。

それから数日が経ったある日、私達が以前上った山でアメリカ国籍の子供の死体が発見されたニュースを目にしました。犯人は異常者ですでに逮捕されたとの事。

もしかしたらあの時私に子供の霊が憑りついて、必死に助けを求めていたのかもしれません。

そしてその日はちょうどお盆だったので、きっとその時だけ何か波長があったのか私の五感が急に活発になったのかわかりませんが、そういう体験をした事がありました。



洒落怖くん洒落怖くん

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