これは俺が高校の頃に体験した、ちょっと怖いけどオチが面白い話なので、怖いのが苦手な人でも気軽に見てください。
俺の名前は仮に飯田としておきます。
高校1年と言えば入学した当初は友人もみんな少ないですから、心の底では「早く友達作らなきゃ」という気持ちって誰でもあると思います。
そんな中、同じクラスには物静かなサワコという女子がいました。
彼女は元々引っ込みじあんな性格なのは、誰が見てもわかるような雰囲気の女子です。
それでも彼女なりに友達を作ろうと頑張っていたんでしょうね。
会話の中に入ってたまに勇気を出して発言をするのですが、その発言一つ一つがいつもなにかズレているんです。
ありません?「なんかこの子違うんだよなぁ」って事。
俺は思った事をズバズバ言っちゃうタイプなので、そんなサワコの事を結構指摘といいますか、ツッコんでいんたんです。
「えっ?何言ってるの?」みたいな。
自分的には周りの人間の思っている事を代弁しているつもりでもありましたし、周りも俺の感覚に賛同するように、心の中ではウンウンって頷いていたと思います。
そうして俺がツッコむと、サワコは不満そうな顔をしていつも黙り込んでいました。
そうです。たぶん俺はサワコに良く思われていませんでした。(自覚もありました)
そんなある日、クラスの子数人で会話をしていた時(席が近いのでサワコもすぐ隣にいた)、先日テレビで放送された怖い話特集の話題になりました。
みんな「あれ怖かったよね!」なんて話をしていた所、何を思ったのか突然サワコがいきなりぶっこんで来たんです。
サワコ「私霊感あるんだよね」
米田(一緒に会話に参加していた男)「えっ!?嘘だろ!?」
サワコ「あれ、言ってなかったっけ?」
俺はそのセリフを聞いて思わず笑っちゃいそうになりました。
(こいつ、このままだとクラスで孤立するの目に見えてるからって、とんでも無い事言い出したな・・・w)
俺意外の人は半分面白がってか、本当に信じてるのかは分かりませんが、それからはクラスでは「サワコは霊感がある」という流れになりました。
そんなある日の放課後。
俺(飯田)と米田(男)とリサ(女)とサワコ(女)の四人だけがクラスに残ってお喋りをしていた時です。
リサが彼氏に振られたという事で落ち込んでいました。
それを見たサワコはリサに向かって「リサが彼氏と別れた原因知ってる?実はこのクラスにはびこる悪霊がイタズラしていたんだよ」っと言い出しました。
それからサワコは、米田と俺(飯田)にも向かって、「あんた達も危ないわよ。ちゃんと見て上げる」っと言い出しました。
あまりの急な流れと俺のツッコミを許さないサワコのテンポのよさで、俺たちはなぜかサワコに霊視される流れになりました。
しばらくサワコは下を向きながら何も言葉を発しません。
そこから2~3分くらい経った頃でしょうか。
サワコの体が徐々に徐々に左右にゆっくりと振られています。
そして天井を見上げゆっくりと目を開くと、サワコは白目をむいていました。
以下、その状態で発したサワコの言葉です。
サワコ「リサは・・・・呪われ・・・ている・・・」
サワコ「米田は・・・・呪われ・・・ている・・・」
サワコ「飯田(俺)は・・・・呪われ・・・ろ・・・」
俺だけ何故か願いでした。
俺は霊とか見た事ないけど、霊感があるという人間が、立場を利用して言いたい事を言うその姿が一番怖かったです。
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っっっっっsw
koeeeeeẽēë٩( ᐛ )و
一番健康な主人公。笑笑
なんか面白い